実験の際、自身の作業の正確さはもちろんですが、実験の再現性を高めるため、環境をととのえることも大変重要です。そのひとつが温度管理といえます。実験室のエアコンは集中管理されていますが、これが日々温度が変わるような状況下だと、メスフラスコを標線までメスアップする際もブレが出てしまいますし、pHを測定する際も、数値が異なってきます。夏は涼しく、冬は暖かい所で仕事ができて、結構なことかもしれませんが、実際は人間のためというよりは、機械や測定のためだといえるかもしれません。HPLCという、熱がたくさん出る機器の部屋も、常にエアコンが効いています。また実験の信頼性を高めるために、天秤やpH計などの測定機器は、その日の使用の前に毎回校正をおこない、結果を記録します。実験は、意外に地味なことから成り立っています。
デジタル温度計の校正を頼めるメンテナンス専門業者
デジタル温度計を業務で使用している場合には、しっかりと校正を行っておくことが重要になります。そこで、メンテナンスの専門業者に依頼を行う方法が、選択肢の一つとなっています。対応範囲や発行書類などに違いがあるので、依頼前に確認を行っておくことが重要です。特に発行書類は、取引相手に測定の精度を証明する際に重要となるので、しっかりと確認を行っておくことが求められます。メンテナンスに使用した基準器の校正証明書の写しを発行してもらえる場合もあるので、精度の証明を安心して行えます。短期間で出荷してもらえる特急対応などのサービスも存在しています。そのため、急遽精度の証明が必要になった際にも役立ちます。このように、デジタル温度計の校正を頼みたい場合には、様々なサービスが提供されているメンテナンス専門業者に高い利用価値があります。
温度を測定する装置は校正をしていきましょう
屋外のイベント会場や百貨店の屋上、学校施設などのグラウンドには業務用の温度計器が設置されています。特にこれからの夏の暑い季節などは、炎天下の元で運動をしたり、イベントで多くのお客さんが訪れる場所は、気温の変化を把握しておかないと致命的なトラブルにつながりかねません。屋外施設には様々な設備がりますが、温度計だけは常にしっかりと機能している状態にしておかないと危険があります。温度計の設置は最低限の安全対策です。しかし、炎天下のもとに使用し続けたり、雨風にさらされることにより、装置は劣化をしていきます。頑丈に作られていても、測定値を正確に測るためには定期的な検査と校正が必要になります。イベント施設などには専門の業者を雇っていますので、ほかの設備の管理とともに必ず確認を行ってくれているはずです。
私共が申し上げたいお客様へのメッセージはただひとつ、お客様の適正な電気の取引を私共が全力で見守ります。お客様のお宅にある電気メーターの検定、計測器の校正を、厳しい基準に基づき公正中立に行っている機関です。 お取引用電気計器等の検定・検査、電気標準等の維持供給、また電気計測に関する開発研究を対象エリアとしております。 温度の校正は国際MRA対応認定事業者でもあるJEMICへ